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新社会人は覚えておきたい!労災保険と雇用保険のまとめ

前回は社会保険(狭義)の解説をしました。
みてない方はぜひ参考にしてください!

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新社会人が知っておくべき社会保険の制度まとめ
この記事は怪我や病気、出産の際にどういった支援金が出されるのかなどや健康保険の加入条件や種類に解説しています。

今回は新社会人は覚えておきたい!労災保険と雇用保険の話をします。

労災といった言葉を聞いたことがある方はいらっしゃると思いますが、
詳しいことなどはわからない新社会人が多いと思います。

もし業務上怪我をした場合や、失業した場合はこちらの記事を参考にしていただければと思います。

労災保険(労働者災害補償制度)

労災保険とは、業務災害および通勤災害にあった労働者の怪我や疾病、障害、死亡などに対して保険金が給付される制度となります。

例えば、業務上や通勤上で病気や怪我をしてしまった場合は、
療養補償給付や休業補償給付などが給付されます。

労災保険の加入対象者は、
全ての労働者ですが、社長や役員は原則除きます。
ただし、使用人の職務を兼ねている社長や役員は対象となり、

保険料は全額事業主が負担することとなっています。

療養補償給付

療養補償給付とは、
主に業務上で怪我や病気になった時、
医療に対して給付される給付金となります。

診察や薬、手術などにかかる全ての費用を治るまでか、死亡するまで給付されます。

健康保険の記事で解説しました、
高額療養費制度では申請をすれば上限額だけの払込でよくなると書きましたが、労災の療養補償給付は、労災病院などの指定病院であれば、無料で治療を受けることも可能となります。
これも覚えておきましょう!

休業補償給付

こちらは業務上の怪我や病気に対しての給付となります。
こちらは、健康保険の傷病手当金と似ているのですが、
休業4日目から給付されます。

ただし、両方を同時に受け取ることはできずに、
休業補償給付を受けていた場合、
原則傷病手当金の受け取りはできません。
仮に、休業補償給付金<傷病手当金の場合は、
差額が給付されることとなります。

雇用保険

雇用保険とは、労働者が失業した時などに給付金が支払われるものとなります。

雇用保険は、
今の時代使える知識になりますので、
ぜひ覚えてください。

まずは加入条件から、
対象者は労働者となります。
保険料は、
業種によって異なりますが、
事業主と労働者で負担します。
(ただし折半ではありません)

絶対覚えておきたい!失業保険

失業保険は基本手当や求職者給付と呼ばれています。
これは、失業した人に対して給付されるものであり、
失業した場合に、
賃金日額(離職前の6ヶ月間に支払われた賃金総額/180日)の45%~80%
が支給されます。
この失業保険の給付を受けられる日数は、
失業の理由や被保険者期間、離職時の年齢によって異なります。

まずは自己都合の場合ですが、
年齢に関係なく、

ハローワークから引用

1年以上10年未満・・・ 90日
10年以上20年未満・・・120日
20年以上・・・     150日

となります。

例えば、
離職前の6ヶ月間が月額25万円の総額150万円で
10年未満での自己都合退職だとすると、
150/180x(0.45~0.8)=3,750~6,670円(日額)が支給されます。
90日で支給を受けるとすると、
337,500円~600,300円の支給となります。

次に会社都合ですが、
細かく日数が分かれています。

ハローワークから引用

自己都合の時と日額の計算は一緒で、
あとは何日受け取れるかというだけですね。

受給要件

失業保険はもしもの場合の心強い給付制度ですが、
受け取るには条件があります。

離職前の2年間に被保険者期間が通算で12ヶ月以上あること
ただし、倒産や解雇等の場合には、離職前の1年間に被保険期間が6ヶ月以上あれば受給することができます。

この条件を満たしていればハローワークに離職票を持参し、
申請することが可能です。

ただし、受給資格決定びから7日間の待機期間(支給されない期間)があり、
さらに自己都合退職の場合は、7日間+3ヶ月の支給制限があります。

子供ができた時は?育児休業給付

育児休業給付とは、
産後休業期間(出産日の翌日から8週間)が終了した次の日から1歳未満まで、またはパパママ育休プラス制度を利用する場合は1歳2ヶ月未満、
保育園などに預けられない等の理由がある場合は1歳6ヶ月または2歳未満の子を持つ親が育児休暇を取得する場合に受け取れる給付金制度となります。

まずは社会保険の出産手当金で産前産後で給付をもらい、
出産一時金で出産費用に充て差額は貯蓄から、
そして産休休業期間が終了した次の日から育児休業給付を使い1歳未満まで給付を受け取るのがベターかなと思います。

育児休業給付はハローワークでの申請となりますので、
覚えておきましょう!

まとめ

今回は労災保険と雇用保険について解説しました。
見慣れない単語が多く、
混乱することもあると思いますが、
もしわからないことがあればTwitterでもお問い合わせからでも
気軽に聞いてください。

ただまずは自分で調べる癖を身に付けること、
自分で調べることを身につけなければ、
一生知らないまま生きるということは少なくありません。

あらゆることに疑問を持ち、
その疑問に対して調べて考えるというアクションを意識していきましょう!